2019/01/06

【Windows】複数のPDFファイルを一括印刷したい



こんにちは!複数あるPDFファイルの印刷で最近悩まされていたtknria(@tknria0304)です!

仕事上、取引先ごとに請求書を作成して印刷したものを郵送する、というタスクが毎月発生します。

取引履歴はスプレッドシートで管理しています。
その集計やPDFファイルの作成は、取引先ごとに手作業で行っていましたが、ここはGASによって効率化することができました。
(この内容については後日またご紹介します)
しかし、作成したPDFファイルを一気に印刷する方法がわからず、ひとつずつPDFファイルを開いて印刷して次のPDFファイルを開いて・・・と煩雑な作業を行っていました。

これが3社とか5社の話ならまだ良いですが、取引先は増え続けるので今後途方もない作業になると感じました。

そこでこの「印刷する」という部分を自動化するためにいろいろ手段を探って、ようやく実現することができました。

今回はそのなかでも特に基本的で簡単なものをご紹介します。



複数あるPDFファイルをまとめて一気に印刷しよう


今回ご紹介するのは「バッチ処理」と呼ばれる方法です。
Windows PCに限って対応していますが、特に開発環境も必要ないため非常に便利です。

まずは、スタートメニュー→Windowsアクセサリ→メモ帳をクリックして、メモ帳を起動してください。

次に下記コードをコピペして「printall.bat」という名前を付けて保存してください。
(ファイル名は「a.bat」でも「test.bat」でも、なんでもOKです。)
ここで「.bat」と拡張子まで指定して保存する必要があるので、ファイルの種類は全ての種類を選択する必要があります。

for %%i in (*.pdf) do (
START ACRORD32.EXE \n \t %%i
)

このファイルを、印刷したいPDFファイルを保存しているフォルダの中に移動してください。

そして、後はこのbatファイルをダブルクリックするだけです。

すると、一瞬だけ黒い画面が見え(コマンドプロンプトと呼ばれる画面です)、フォルダ内の全てのPDFファイルの印刷が始まります。

どれだけファイル数があっても流用できるので、割と使い勝手が良いのではないでしょうか。



億劫なあとがき


いかがでしょうか。

わずか3行のコードを書くだけで、数分~数10分の作業時間を削減することができます。
このように、わずかな労力で業務効率を上げられるというのは、業務効率化スキルの好例のひとつと言えます。